[21] DDTの恐怖
いまから50年ほど前、ぼくの父はとある小学校を訪ね、理科室に案内された。そのときズボンの裾をまくってくれといわれた。その理由とは・・・

[21] ロシアンルーレット
交通違反を犯したわけではないのに、ぼくは車に乗ったまま遮断機の下りた踏み切りに閉じ込められてしまった。そのときぼくがとった行動は・・・

[20] エレベーターの怪
怪奇現象の取材をすると、奇妙な動きをするエレベータの話に出くわすことが多い。
たいていは静電気の悪戯で片付けられてしまうが、中にはそうではない事件もある。

[19] 嫁と姑
高校一年生の夏休み、ぼくは友達の家を訪ねて、彼のおばあさんに挨拶をした。その後で、おばあさんは二月前に亡くなったことを知らされて愕然とした。だが、彼の家には複雑な事情があったのだ。

[18] 人体発火と静電気
いまから五年前、車を運転中に突然右足に激しい痛みを感じて、火傷のような水脹れができた。医者は固定薬疹という病気だと診断したが、ぼくはどうも人体発火の初期の症状だったような気がしてならない。

[17] 早すぎる埋葬
呼吸が止まったら死亡と診断されていた時代は、死者が墓の中で生き返るということがよくあった。ところがこれだけ医学が発達した現代でも、死亡診断を下された後で生き返る例がある。へたをしたら、ぼく達自身がその犠牲者になるかもしれないのだ。

[16] ぼくの大切な幽霊
熱にうなされていたぼくを、北海道に住んでいる恩人が見舞ってくれた。翌日、その娘さんにそっくりの人を見かけ、あわてて後を追いかけると交差点で消えてしまった。重い足をひきずって家に帰ると、昨日恩人が亡くなったという知らせが届いていた。

[15] 原宿の怪談
原宿の真ん中に、もう何年も無人のまま放置されているマンションがあるという噂を聞いて、ぼくは取材にでかけた。その裏には想像もしていなかった因縁が隠されていた。

[14] 光る柱
八年前、安土城址に取材に行ったぼくは光る柱を見た。安土城に行くたびにそれはぼくにつきまとい、救急車で運ばれた病院で、白血球が異常に減少していることがわかった……。

[13] 川の神様
ぼくが乗った乳母車が坂道を転がり落ち、大木に激突しそうになった。そのときなにかが乳母車を持ち上げ、田んぼに放り出されたおかげで、ぼくは九死に一生をえた。

[12] イスラエルの土産
大切にすれば幸運を招くが、粗末にすれば不幸になるといわれる栓抜きを、友人にあげてしまった。そのパワーを目の当たりにしたぼくは、さっそく実験を開始したのだが…。

[11] 不思議な親子 -手かざし-
ある日、見たこともない女がぼくの仕事部屋にあがりこんできて、治療するといって肩にふれた。瞬間、掌から強い熱気が放たれ、ぼくは気を失いそうになった。そして女はぼくの未来を予言したのだった。

[10] 僕のラップ現象
ぼくの住んでいた家では、よく奇妙な音がした。あるとき一人で部屋にいると、その音がぼくをめがけてずんずん近づいてきた。地震のように家が揺れ、ガラスにひびが入り、たまらずにぼくは…

[9] 悪い兆し
成田空港で、拳ほどもある熱帯の大蜘蛛が目の前にぶらさがってきた。電話をかけた相手のところには、黒蛇がやってきた。そしてぼくの乗った飛行機の機長が、突然心不全で死亡した。悲劇はそれだけにとどまらなかった…。

[8] ジョーンズ少佐の死
元アメリカ海軍のジョーンズ少佐とぼくの間には、つぎつぎに不思議な偶然の一致が起こった。ぼくの母親が手術中に危篤になった直後、彼も手術中にまったく同じ症状で危篤になり…。

[7] まっすぐな道
平和な住宅地の真ん中に、まっすぐな道が偶然にできた。その延長線上にある家に、つぎつぎに不幸が襲いかかる。だがその道がふさがれると、奇妙な現象はぴたりとやんだ。

[6] 渋谷の殺人事件
青山通りに面したビルに幽霊が出ると聞いたぼくは、好奇心から取材をはじめた。そこでは凄惨なバラバラ殺人事件があり、取材を終えたぼくのまわりでも奇怪な現象が起こった。

[5] 赤い稲妻
一九八九年の夏、公園通りを歩いていたぼくの友人が、現実にはありえない赤い稲妻を見て病気になった。そのことをラジオで喋ったところ、たいへんな反響があった。その年の夏、首都圏全域で赤い稲妻を見た人がたくさんいたのだ。

[4] 幽体離脱
会社に勤めていたころ、残業が重なって疲労困憊したことがある。そんなある朝目を覚ますと、ぼくは空に浮かんで町を見下ろしていた。これは夢なのか…呆然としていると、ものすごい力がぼくを引っ張った。

[3] マリーセレトス号事件
ジブラルタルに向かって航海していたデイ・グラシア号は、漂流している帆船を発見した。船にはどこにも異常がないというのに、乗組員たちは食べかけの食事を残したまま、消えていたのである。

[2] ある霊能者のこと
心霊治療で有名な霊能者が、ある日突然その力を失った。だがその陰には意外な事実があった。

[1] シローという名の男
札幌に住んでいたころ、姿形がそっくりで、同じように音楽活動をしているシローという男によく間違えられた。東京に就職してぼくはまたシローに出会った。しかもつきあっている女性までそっくりであった。